お知らせ

僕が子供たちに伝えたいこと ※一部抜粋

  みなさん。

『きゃりーぱみゅぱみゅ』

って言えますか?

 

僕は言えません。

最近気が付きました。

どーしても、

『きゃりーぴゃみゅぱむ』

になってしまいます。

歳ですかね。

もっと筋トレ頑張ります。

 

さて、先週は私、

クリニックを土岩とスタッフに任せ

ほとんどの時間を保育園で過ごして

おりました。

これまでもちょいちょい顔は出して

ましたが、

 

適切な運営がされているか。

保育士を始め、スタッフの人柄は

どうか。

 

よりよい保育園を作っていくために

まずは現状把握というわけです。

 

というわけで

園長の貫禄を見せにやって参りました

きらりのほいくえん。

…やたらほのぼのしてる。

戦場のような忙しさのクリニックとは

大違いだ。

やっぱ子供は天使だな〜

 

どれ。

園長先生直々に、いないいないばぁ

でも…

 

っていかんいかん。

さっそく癒されてる場合じゃない。

今回の目的は現状視察だ。

 

さてとまずは給食…

お、作ってますね〜。

ウチはガラス越しに作ってるとこが

見えるようになってます。

自分が食べるものが出来る過程を

見ることで、

子供たちに食に興味を持ってもらいたい

からです。

 

これくらいの月齢の子供たちに

僕がしてあげたいことのひとつが、

 

『感性を磨くこと』

 

いろんな物事を繊細に感じとれる力、

非常に大事です。

 

特に子供にとってはそのベースとなる

五感を磨くこと。

中でも僕は食育に力を入れています。

 

ウチの給食は

・食品添加物一切ナシ

・バナナなど一部果物を除き、食材調味料から全て国産

・ちゃんと出汁からとる。味の素とか使わない

・素材の味を生かした味付けで美味しいものにする

・なるべく季節のものを使う

etc.

 

「先生、缶詰は使っていいですか?」

「ダメに決まってるでしょう。何に使うんですか?」

「フルーツポンチとか…」

「生の果物でいいじゃないですか。却下。」

「先生、魚は一部安全な輸入ものを…」

「ダメです。」

「先生、食材費がバカになりませんけどいいんですか?」

「まあ仕方ないですね。」

 

こうやってどんどん予算オーバーして

いくわけです 笑

 

さて、これらがきちんと遵守されて

いるか。

 

僕は調理場に潜入し、

その場にある食材という食材、

調味料という調味料を全て入念に

チェックした。

よくわからない食材はウラの

栄養成分表示を確認し、

その場でスマホで調べあげる。

 

うむ。問題ないようだな。

 

その日のダシもちゃんと煮干しと

昆布でとっていた。

 

次に調理師に事情聴取。

 

「栄養士のメニュー通り作っていて、現場として何か問題はありませんか?」

「はい。とてもバランスよく考えられていると思います。ただ…」

「何ですか?」

「子供たちの食べ具合を考慮するとバランス的にどうかなと思うこともあります。そんな時は少し食材を変えてみたり、レシピ通りよりも美味しくできるよう勝手ながら工夫しています。」

「素晴らしい。何か要望などはありますか?」

「鹿児島の郷土料理などもメニューに加えて頂けたら…。子供たちに食べさせてあげたいです。」

「…素晴らしい。」

 

ちなみに調理スタッフも栄養士さん。

与えられたことをこなすだけでなく、

子供たちのためを思い、

自分の頭で考え、

現場に即した工夫をする。

これぞまさにきらりズム。

 

さっそく試食。

…マジ美味い。

 

いや、こだわりはともかく

離乳食とか正直ほんとに期待して

なかったが、実に美味い。

おやつのココア饅頭なんか

売れるんじゃねーかってくらい

美味かった。

これももちろん手作り。

 

とりあえず給食は何の問題もない

ようだな。

 

さて次の日は天気が良く、

お散歩に行くと言うから僕も

くっついてった。

近所のおっちゃんとの交流とか、

子供たちが楽しそうに公園で遊ぶ姿を

遠巻きに眺めながら、

改めて思いました。

保育園作って良かったと。

 

つーかウチ、結構いい園なんじゃね?

まぁ園長の手前、多少普段より

張り切ってる部分も多少は

あるだろうが、

保護者満足度の高さは保護者の顔を

見ればわかる。

園にいる間、ほとんどの保護者の方に

ご挨拶させてもらったが、

皆さん概ね満足されているようだった。

保護者アンケートの結果も良かったし。

 

何よりスタッフの子供たちを思う

気持ちの強さが、いちばん嬉しかった。

彼女たちはきらりズムを持っている。

安心して任せていいだろう。

 

一方で改善点もいくつか見えた。

 

まず安全面。

施錠が徹底されていなかったので

さっそく改善を指示した。

いちばん大事なことだ。

近々防犯カメラも設置する。

 

あと、挨拶の徹底だ。

登園時の

「おはようございます」

と、帰りの

「先生さようなら」

だ。

これもなあなあになってることが

あったので徹底させる。

挨拶は人間関係の基本の『き』だ。

たとえ保護者が重視してないとしても

ウチの園では少なくともスタッフには

徹底させる。

 

あと、オモチャが少ないなぁ…

 

僕は子供たちに、

個性が芽生えるこの時期に、

出来るだけ多くの興味を引く対象に

触れさせてあげたいと思っています。

 

これからは

『個の力』がモノを言う時代です。

いわゆる、平均的であることは、

どんどん価値を失っていく。

この子たちが大人になって

働く頃にはますますそうなって

いるでしょう。

 

『個の力』というと、

何か特別な才能が必要かのように

聞こえますが、そんなことは

ありません。

 

必ずあるその人の個性、強み、

それを認識し、磨き上げていく

能力。

これが重要であり、

その原点は、

『好きなことに夢中になること』

これに尽きる。

大人になると忘れてしまいがちだが、

何かに夢中になって時間も忘れてしまう

という経験は誰だってあるだろう。

 

子供達には

いろんなものに興味を持ち、

その中から自分で好きなものを

選びとり、

それに夢中になって気が済むまで

やり抜くという体験を

たくさん積ませてあげたいと

思っています。

それが個性の芽生えをたすけ、

個の力を磨く原体験になると信じて

います。

 

唯一の正解なんかないことの方が

多いのが世の中です。

学歴神話も終身雇用も崩壊し、

社会保障制度は破綻しかけている今、

こう生きれば安泰

というロールモデルはありません。

 

これからを生きる子供たちには、

自己をきちんと認識し、

弱みを知り、強みを磨き、

自分にとっての幸福とは何かを知り、

自分なりの正解をみつけ、

それを追求していける逞しさを持つ

大人になって欲しいと思います。

 

0から2歳という短い間に、

それを少しでも伝えたい。

その工夫をこれから少しずつ

やっていけたらと思います。

 

いい保育園を作るため、

子供たちのため、保護者の方々のため、

僕は頑張ります。

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