これから上白石萌音と映画の話をしよう。
ある日の診療後、僕は焦っていた。
最後の患者さんを見送り、
あとをスタッフに託すと
そそくさとクリニックを出た。
19時5分、まだ間に合うか…。
人生には正念場がある。
「どうしても負けられない戦いがそこにはある」
とはどこかで聞いたフレーズだが、
この日の僕はこれだ。
「どうしても観たい映画が今日19:25からある」
映画館に駆け込んだ時間は19:20。
ネットであらかじめ予約しておいた
チケットをゲットし、
一目散に7番シアターへ。
ふぅ。何とか間に合ったか…。
シアター内にはすでに
10名程の先客が座っていた。
全て女性。
「何あのオジサン?」
「シアターを間違えてるんじゃないか?」
完全に落ち着きを取り戻した僕は
女性達のそんな視線を物ともせず、
ひとり悠然とド真ん中の
ベストポジションへ。
そう。
お目当ての映画はもちろんこれ。
L❤️DK〜ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。
いや、
皆さんが仰りたいことはよく分かる。
何故、ワイルドでビターなこの僕が、
この様なファンシーでスイーティーな
映画をチョイスするのか。
気持ち悪い。
とか言わないでいただきたい。
僕が今回この映画を観る理由は
ただひとつ。
上白石萌音ちゃんが主演だから。
それ以上でも以下でもない。
僕も普段はこの手の映画は観ない。
しかし、
上白石姉妹のファンとしては
観ない訳にはいかないだろう。
本当は公開初日に行きたかったが…。
僕はテレビを殆ど観ないし
芸能人の事は全く知らないが、
上白石姉妹の魅力なら50コくらいずつ
言える。
出演番組はもちろん、
CMからSNSまで可能な限り
チェックしている。
気持ち悪い…
とか言わないでいただきたい。
些細なきっかけで2人を知り、
郷土愛の強い僕は
2人が鹿児島出身ということで
興味を持った。
知れば知るほど魅力的な姉妹だ。
かわいいのはもちろん、
歌が上手く、演技も抜群。
頭が良く、
若いのに人としてしっかりした軸を
持っているのが言動から伝わってくる。
姉妹でありながらそれぞれに個性を
発揮し、2人ともが一過性でない
息の長さを予見させる大活躍を見せている。
これで鹿児島出身なら応援しないわけに
いかないだろう。
と言ったわけで、
完全に萌音ちゃん目当てで観た
この映画の感想。
ふつーに面白いじゃん。
これ。
ストーリーも分かり易いぶん
入り込みやすく、
かと言ってベタ過ぎない展開。
「え?コレって結局コイツとくっ付くんでしょ?でもコイツとこんなことになっちゃうわけ?え?それでどこまでいっちゃうの?もういっそのことコイツとくっ付いちゃってもいいんじゃない?おれは反対しないよ?いいヤツみたいだし。あ、でもそれだと萌音ちゃんが…。困ったな〜」
みたいな 。
萌音ちゃんが男とイチャイチャするのを
見るのは正直イライラしましたが、
途中からヒロインが
萌音ちゃんであることを忘れて
レオン君に感情移入してました 笑
少女漫画、おそるべし。
ハードボイルドなオレとは水と油かと
思っていたが…
ツッコミたいポイントも
いくつかあったとは言え、
少女漫画に耐性のない僕には
新鮮な体験だった。
とりあえず柊聖くん。
気持ちは分かるが傘はさした方がいい。
でも正直言っていちばん良かったのは
萌音ちゃんが歌う主題歌でした。
萌音ちゃんの歌やっぱいいわ〜。
これだけでも観たかいあったぜ。
『L❤️DK』
おススメです。
食わず嫌いはよくないね。
お、パンフレットも4冊程買って
帰ろう。
え?
ツカミが長過ぎる?
いやいや、今日はこれが本題ですよ。
萌音ちゃんにインスピレーションを
受けての久々の更新でした 笑
今日も患者さんからブログのサボり
を指摘されましたが申し訳ない…
インスピレーション。
大事ですよね。
何気ない日常の中にも、
気付きや学びは溢れていますが
日々のルーティンに忙殺されていると
自分の感度が鈍ってくる。
仕事は好きだし全く苦じゃないんだけど
常にアンテナバリ3でいられる
コンディショニングが最近の僕の課題です。
人と逢う時間。
本を読む時間。
勉強(歯以外)する時間。
音楽を聴く時間。
映画を観る時間。
ブログを書く時間。
そして、内省する時間。
2年間突っ走って来ましたが、
これからはこういった時間を
もっと大切にしようと思っています。
僕は常に成長していたいですから。
今日は映画ネタということで、
せっかくなので僕の中の
映画ランキングTOP3を
ご紹介してお開きとさせて頂きましょう。
3位 『カッコーの巣の上で』
強制労働から逃れるために精神錯乱を
装って精神病院に入院した破天荒な
男が、内部の管理体制に疑問を抱き、
騒動を起こしながら立ち向かう話。
人間の尊厳とは?
体制とは?
そこで生きる人間のあり方とは?
いろんなことを考えさせられる
不朽の名作。
感動のラストシーンは鳥肌モノ。
僕の中でベスト・オブ・ラストシーン。
2位『レインマン』
これは個人的に、
ストーリー設定に思い入れがある作品。
中古車ディーラーを営む男が
死んだ父親の遺産目当てに、
生き別れた自閉症の兄を施設から
連れ出す。
共に過ごす内に失った時間と絆を
取り戻していく…
という話。
僕にも自閉症の兄がいる。
サングラス姿で悠然と歩く
トム・クルーズの横を、
ブツブツ言いながら伏し目がちに
ついて行くダスティン・ホフマン。
そんな2人の姿を、
自分と兄貴に重ねて観てた高校時代。
「この人ほんとに自閉症なんじゃないか?」
と思わせるダスティン・ホフマンの
演技が圧巻。
1位 『ショーシャンクの空に』
僕の中でダントツのベストオブ映画。
エリート銀行員が無実の罪で
終身刑を言い渡され、
投獄されるというストーリー。
3時間以上の長編の中に随所に
散りばめられた伏線が、
クライマックスで全て繋がる。
僕はたぶん10回以上観てますが、
視聴後の感動と爽快感は何度観ても
新鮮です。
「音楽は心の中にある。誰にも奪えない。」
印象に残る、主人公のセリフです。
希望を失わないこと。
心が自由であること。
色々と気付かされる作品です。
いかがでしょうか?
最近映画観てないので古い作品ばかり
ですが、
どれも有名な作品で鉄板です。
観たことない方は是非、観てみて下さい。
L❤️DKもね。
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