きらりのほいくえん開園‼️
って遅いだろ。
というツッコミはさておき、
とにかく『きらりのほいくえん』
4月8日、堂々開園!
まさに1年がかり。
途中何度も心が折れそうになった
僕としては感無量ですよ。
ほんと苦労の連続だったけど
いちばん僕を悩ませたのは
役所の対応の遅さ。
春開園が前提なのに
決定通知が来たのがなんと3月下旬。
次年度事業の正式決定を、
年度をまたぐ数日前に出すという
あり得なさ。
…なんで?間に合うわけねえだろ。
さすがお役所仕事。
民間では考えられない
カメさん🐢もびっくりの
ノロノロ対応。
おかげで開園を諦めた事業所さんも
あったと聞きます。
でも僕は諦めたくなかった。
役所のカメ仕事に付き合ってたら
開園がいつになるかわからない。
「ゴク…やるしかねえ。」
逃げることもできるが、
僕はあの日のことを思い出していた。
ある日ジムで顔見知りになった
女の子が、話の流れでこう聞いてきた。
「ベンチプレス何キロ挙げられるんですか?」
正直に言おう。
僕は見栄をはってサバをよんだ。
「80キロ。」
「すごーい!ちょっとやって見せてもらっていいですかぁ?」
「…。」
フッ…あの窮地に比べたら…。
腹を括った僕はなんと見切り発車で
園を作り始めました。
つまり、
国からの決定も出てないのに
先に工事に着手しました。
ずいぶんヤバい橋です 笑
なんせ、万が一決定が出なかったら
工事がパーですからね。
そうなるとウチは潰れるしかない。
自慢じゃありませんがウチは、
潤沢な資金を持つ大企業では
ありません。
資金調達には金融機関からの借り入れが
必要ですが、
そんな開園出来るかも不確かな状態で
貸してくれるとこはまずありません。
実際どの銀行からも断られました。
それでも諦められず、
クリニックの収入を担保にサラ金
から金を借りる手筈を整えていた
まさにその時!
現れるもんですよ、救世主は。
ダメ元で相談していた某金融機関さん
が手を差し伸べてくれました。
僕はこの恩義、一生忘れませんよ。
どうですか?
結果オーライですが、
結構タフな話でしょ 笑
危ないヤツだと思わないで下さい 笑
絶対いけるという自信があったから
突っ込んだんです。
この程度のリスクもとらずに諦めるなら
最初からやるなって話ですよ。
そんなこんな、紆余曲折を経て
決定まで漕ぎ着けたら、
はい、次の問題。
果たして園児はちゃんと集まるのか?
何度でも言わせてもらうが、
ウチは潤沢な資金を持つ財閥では
ない。
いくら利益が目的ではないとは言え、
園児が集まらなければやっていけない。
そーなるとやはり、
ウチは潰れるしかない。
だがフタを開けてみると、
応募が殺到!
最終的に定員に対し3倍以上の
応募があり、
選考しなければならない状況に。
苦しい仕事でした。。
お断りしなければならなかった方々、
誠に申し訳ない。
急遽規模を拡大することも検討した
のですが、
やはり福祉事業は制約が多く
急には無理でした。
この辺りは待機児童が多いということは
分かっちゃいたけど、
改めて実感しました。
困ってる人はまだまだいる。
来年は規模拡大を目指します。
そんなこんなで何とか無事開園。
開園直後のバタバタもだいぶ落ちつき、
最近はほのぼのとしております。
予想通り想定以上にカネがかかって
既にもう赤字確定ですが、
それでも子供たちの顔を見ていると
僕は嬉しくなります。
やって良かった。
リスクをとって危ない橋を渡って、
そうまでして保育園を立ち上げた理由は
僕の頭のネジが外れているからではなく
明確なビジョンと信念があった
からです。
この事については以前書いた通りです。
折れそうになる度にいつもこれに
立ち返り、
本当にやりたいのか?
何故やりたいのか?
その先どうしたいのか?
最終的に何がしたいのか?
僕はどう生きたいのか?
何の為に生まれてきたのか?
僕は何者なのか?
そう自分に問いかけてきました。
そうやって自己認識を高めることが
ブレない意思決定につながり、
後悔のない人生に繋がるということ
を改めて学びました。
とはいえ
ここで満足してたらダメだ。
問題はここから。
どんな園を作りたいのか?
子供たちに何を伝えたいのか?
作りっぱなしにするつもりは
ありません。
次回、具体的に保育園をどうして
いくつもりなのかについて
お伝えします。
長くなったので次回ね 笑
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