市役所とワイドショーに物申す。
住民票を取りに役所に行った。
「電光掲示板にお客様の番号がつきましたら、窓口にお申し出下さい。」
お客様。
お役所対応も時代と共に少しずつ
変化しているのか、非常に感じが良い。
僕は待っている間待合の椅子に腰掛けて
周囲を観察してみた。
各種申請、手続きやらの方々で
ごった返す中、
案内係と思われる職員の方が
所在無く突っ立っている。
今だに紙ベースの申請書類の
記入方法をたまに口添えしている
程度だ。
窓口は15くらいあるだろうか？
それぞれに1人ないし2人の職員さんが
配置され、列をなす市民の方々の
対応に追われていた。
それとは別に会計の窓口もある。
つーかこれ、今すぐ全部自動化できる
んじゃね？
そうすればどれだけの効率化と
コストカットになるだろうか。
せめて書類の申請くらい完全自動化
すればいいのに。
そんなことを考えていると
電光掲示板に僕の番号がついた。
「300円になります。」
一応、聞いてみた。
「カード使えますか？」
すると会計の方は、
この人何言ってるの？と言わんばかりに
「いや〜、現金のみになりますね。」
…だよね。
何なんだろう。
この温度差は。
2020年に向けて国はキャッシュレスを
推進しているんじゃなかったっけ？
鉄腕アトムまで引っ張り出して
ゴーキャッシュレスとか言う前に、
行政官公庁が率先してゴーキャッシュレス
する方が先なんじゃないのか？
…って思うのは僕だけだろうか？
先日ジムで筋トレしていると、
テレビのワイドショーで
芸能人の不倫疑惑を報道していた。
コメンテーターの人たちが真剣に
議論している。
「いやー、本当に何もなかったんですかね⁉︎」
「何もなかったは通りませんよ。朝まで一緒にいたわけですからねぇ。」
「しかし、奥さんとはすでに別居状態という一部報道もありますよ。」
…マジでくだらねぇ。
大の大人が雁首そろえて、
頼まれてもいないのに他人の色恋沙汰に
ついて喧々諤々やってるサマは
滑稽以外の何ものでもない。
さらにその番組では、
被害者であるはずの奥さん（一般人）に
突撃取材を敢行したという。
「奥さん！今のお気持ちは⁉︎」
…おいおい、正気か？
そっとしといてあげようよ。
商業主義と野次馬根性で、
他人のプライベートを暴いてメシの
タネにするだけならまだしも、
被害者である一般人まで引っ張り出して
さらし者にすることに、
どんな社会的意義があるのだろう。
この人たちは視聴率取れれば
何でもいいのだろうか？
ゴシップジャーナリストというんだろうか？
職業に貴賤はないというが、
僕の中ではくだらない（というかいらない）
職業筆頭だ。
彼らの社会正義というか
職業倫理について、
機会があればインタビューしてみたいと
本気で思う。
まぁでも、彼らも商売だしね。
見る人がたくさんいるからつくる
わけだしね。
「人の失敗や不幸を見てスッキリしているそこのキミ！一緒に筋トレしないか？その方が1000倍スッキリするぞ！」
…って思うのは僕だけだろうか？
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