そーいえばおれ、歯医者だった。
井手が来た。
以上。
さて、
最近あらためてブログを見返してみて
気がついた。
…いつのまにか100回超えとる
やないかい。
祝、100回とかやればよかった。
それにしても書いたなぁ。。
小学生の頃の日記とかまとめて書いて
怒られてた僕が、
こんなに続くとはねー。
しかもひとつひとつ一生懸命魂こめて
書いてるからな。
これはきっと財産になるに違いない。
僕のウソ偽りない魂と筋肉の叫びの
記録だからな。
だが最近のネタを読み返してみて
思った。
…これじゃ何屋さんのブログなのか
わからない。
保育園とか子供たちの未来とか、
筋肉とかマヌカハニーとか
ワイドショーの文句とか筋肉とか、
最近のネタだけ読んだ方は
僕が保育園の先生かジムトレーナーか
政治家かなんかだと思うかもしれない。
それはそれで面白いからいいのだが、
いちおー僕は歯医者さんの端くれだ。
たまにはアピールしておく必要がある。
というわけで今日は
僕の普段の症例を一部皆様にご提示して
実は歯医者なんだということを
見せつけてやりましょう。
まずはこれから。
矢印の銀歯の治療です。
銀歯の下が虫歯になっています。
よくあるパターン。
ちなみにその隣も虫歯。
銀歯を外したとこ。
ラバーダムして虫歯を完全に除去。
角度的に見えませんが、隣の歯も
削ってます。
コンポジットレジン(白い詰物)充填
完了。
こんなデカい窩洞はラバーダムしないと
無理ゲー。
ラバーダム外してはい終了。
糸ようじもちゃんと抵抗を持って
入ります。
この「抵抗を持って」ってのが大事ね。
スカスカだとモノが詰まります。
うーむ。審美的。
術後レントゲン。
斜線部分が充填部分。
このレントゲンはヘタクソなので
角度がイマイチで少し分かりにくいが、
虫歯の取り残しや段差もなく、
充填の緊密さも申し分ないと思われる。
いかがでしょう。
自分で言うのもなんですが、
結構上手でしょ?
そう。
実は僕、歯医者なんですよ 笑
普通の一般的な虫歯治療で使う
コンポジットレジン充填(CR充填)。
僕の得意な治療のひとつです。
虫歯の治療は主に、
①削って詰める(CR充填)
②削って被せる(保険診療だと主に銀歯)
の2通りがあります。
CR充填は被せ物と比較して
・削る量が少なくて済む。
・見た目がキレイ。
・銀歯と比べて虫歯になりにくい。
などメリットが多い治療です。
ただし、
銀歯が型を取って口腔外で作るのに対し、
CRは充填から賦形まで口の中で
完結するので、
虫歯が大きいほど難易度が高い。
奥歯とか歯と歯の間とか、
条件がシビアである程やり辛いし、
術者の技量に結果がかなり左右される。
さらにCRは材料の特性上唾液に弱いので
ヘタすると却って虫歯を再発させやすく
してしまいます。
なのでCRのメリットは、
確実な操作と技量があって初めて
最大限発揮されます。
お次はこれ。
歯と歯の間から虫歯になって
中で広がっちゃってるお決まりのやつ。
レントゲン像。
左の方は特に大きく保険だと
銀歯確定のパターンだが、
ここ、けっこー目立つとこだし
若い女性の患者さんに銀歯は
忍びねえなということで
僕の漢気が発動した症例。
中をくり抜くように虫歯の部分だけを
確実に除去。
これを銀歯にすると外に向かって
相当大きく削ることになる。
充填完了。
とても審美的。
芸術。
術後レントゲン。
神経スレスレまで虫歯になっていたが
術後の痛みもなく何の問題もなし。
糸ようじもキッチリ抵抗を持って入る。
最後はこれ。
これも歯と歯の間からやられてる症例。
虫歯を削り終わったところ。
穴の向こう側に貫通してるの分かります?
比較的小さな虫歯だったので
なるべく最小限の切削量で済むよう
頭に開けた小さな穴から患部に
アクセスしてます。
隣の歯を削ってしまわないよう慎重に。
こんなの裸眼じゃ絶対無理ゲー。
充填完了。
で、術後のレントゲン。
やったのかやってないのか
分からない仕上がり。
ファンタスティック。
いかがでしょうか?
虫歯の治療は1番身近で分かりやすい
ということで皆さんにご紹介しました。
通常の保険診療だとなかなかここまでは
出来ないことが多いですが、
たまに漢気スイッチが入ると
保険でも採算度外視でやってしまう
こともあります。
細かい作業好きだしね。
どーしても銀歯にしたくない方は
僕の背中にある漢気スイッチを
探してみましょう 笑
壊れてたらゴメンナサイm(__)m
さて、
実は僕が歯医者さんだってことが
お分かりいただけたでしょうか?
次回からはまたいつもの調子で
書きたいことを気の向くままに
書いていきます。
歯医者が歯のことばっか喋ってても
つまんないでしょう。
僕は、何屋さんかよく分からない人
目指してますからね 笑
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