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俺の映画レビュー『天気の子』観る前に読む俺の感想

『天気の子』

を観た。

 

 

すげー面白かった。

すげー面白かった。

 

2回言ったがもう一度言う。

 

すげー面白かった。

 

ほんとは『ロケットマン』観るつもり

だったのだが、

諸事情あって普段は絶対観ないアニメを

チョイス。

 

その諸事情だけでも面白いネタが1本

書けそうだが、今回は端折ろう。

今日の俺は『天気の子』について

書きたいので書く。

 

 

「日本のアニメは素晴らしい」

 

そこかしこで聞くセリフだが、

まずのっけから映像の美しさに息を飲んだ。

 

現実世界を映し出す水面の波打つ様。

まるで今そこから昇ってきたかのような

眩しい陽の光。

立ち昇る雲の立体感。

 

描かれる東京の街は、熱気や息づかいまで

伝わってくるようなリアリティがある。

 

え?これってアニメだよね?

アニメってこんなすごいの?

俺が知ってるアニメといえば

パッと思い浮かぶのはアンパンマンとか

トトロとか…。

 

竜宮城から帰ってきた浦島太郎はきっと

こんな気持ちだったに違いない。

 

「日本のアニメは素晴らしい」

 

確かにこれは素晴らしい。

外国のアニメはどうか知らんが

これは素晴らしい。

俺がアニメを観慣れてないからか?

俺はもう既に感動しちゃったぞ。

 

 

雨ばっか降る異常気象の東京を舞台に

「超、晴れ女」の少女と家出少年が

出逢うラブストーリー。

 

まぁよくあるボーイ・ミーツ・ガールだが、

さぁ、ここからどう感動させてくれるの?

 

俺は、予定調和というか、

「まぁ、最後はそうなるよね。」

みたいなストーリー展開があまり好きではない。

奇をてらいすぎて何が言いたいのか

よく分からないのもイヤだが。

 

その観点で言うと、

事情を抱える未成年2人の恋、

その行く手を阻む現実世界。

それに必死で抗う主人公。

理解を示しながらも

「大人になれよ。」

と諭すキーパーソン。

まぁ、設定やら展開やら特にふつー。

王道な展開。

 

…に見えた。

 

「え!そこマネタイズしちゃうんだ?笑 マジで⁉︎そのビジネスはすぐ行き詰まるって!」

 

とかどうでもいいポイントにツッコミを入れながら

 

次はこんな展開でしょ。

 

とか思っていた。

 

だが、

新海誠、恐るべし。

 

「雨ばっかりの東京を晴れにしてみんなを笑顔にしよう!あっでも、その裏側には雨が降らなくて困ってる人もいるよね 汗」

 

…みたいな単純な話ではなかった。

ベタで青臭いただの青春映画ではなかった。

 

 

俺たちが生まれた瞬間、

自分の意思とは無関係に放り出された

この現実世界に

選択の余地はなかった。

 

俺たちは性別を選ぶことはできない。

親を選ぶことはできない。

生まれる場所を選ぶことはできない。

生まれる時代を選ぶことはできない。

 

だが、今、これから自分が生きる未来は、

間違いなく自らの選択の連続によって

形成される。

 

俺が今着ている服は、

今朝何となく手に取ったものだ。

 

こういう何気ない選択もある。

 

時には心をえぐられるような選択を

迫られる時もある。

 

今日俺は、

「何となく」

映画を観ることを選択し、

「何となく」

『天気の子』を選択した。

それによって大きな感銘を受けている。

今の俺は、映画を観る前とは、

確かに別人だ。

 

俺は瞬間、瞬間を、

血のかよった選択が出来ているだろうか。

 

現実が不本意なものでも、

誰かの犠牲の上に成り立っていたとしても、

俺らは前を向いて、

希望を持って選択し続けなければ

ならない。

過去に自分がしてきた「選択」を

信じながら。

 

「世の中なんてもともと狂ってるんだから。」

 

この言葉を反芻して出た主人公のセリフに、

作り手の思いが集約されていると

俺は感じた。

 

「違う!確かにあの時、僕らはこの未来を選んだんだ!」

 

 

 

俺の映画レビュー『天気の子』

★★★★☆  4.5

 

非常に面白かった。

アニメをナメていた。

もっと勉強しよう。

 

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