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俺の映画レビュー③『JOKER』観る前に読む俺の感想

『JOKER』観てきた。

ベネツィア国際映画祭金獅子賞、

アカデミー賞最有力候補との呼び声も

高い。

 

公開初日の昨日観てきた。

さぁ、新鮮なうちに早速俺のレビュー…

 

何?

また映画?だと?

 

た、確かに映画ネタが3本続いてしまって

実は俺も焦っている 笑

 

別に

 

映画3部作!

 

とか意図があってやってるわけじゃ

ないんだが、

いや、意図がないわけでもないんだが…

まあそのへんの説明責任は後日果たすから!

 

とにかく観てしまったから仕方ない。

ジョーカーの笑い声が脳裏にこだまする

今のうちに書かせてくれ。

次は別なの書くから 笑

 

 

ジョーカー。

人気アメコミ、バットマンシリーズの

悪役だ。

 

皆さん、バットマン好きですか?

俺はそうでもありません 笑

 

そうでもないが、今回この作品を

楽しみにしていたのには、

前評判もあるが理由がある。

 

以前たまたま見た

クリストファー・ノーランの

『ダークナイト』(08)の衝撃が凄かった。

 

それまでバットマンなんか名前しか

知らなかったし、

コミック原作の勧善懲悪ヒーロー物なんか

全然興味もなかったが、

ヒース・レジャー演じるジョーカーに

心を奪われた。

 

純粋な狂気。

ただひたすら破壊を繰り返すが、

そこには何もない。

主張も、目的も、私欲も、打算も、意味も、

感情すらない。

ひとかけらの共感も持たない究極のサイコパス。

 

誤解を恐れず言わせてもらえば、

その混じり気のない狂気は美しいとさえ

思った。

 

純粋なものは美しい。

 

そんな、人を惹きつけるほど純粋な

狂気が存在するとしたら、

そこにルーツがあるとしたら、

それはどんなものになるのだろう。

 

 

彼はやはり純粋だった。

ただ、人に笑いと喜びを届けたいと願う、

心優しい、だが貧しいコメディアンだった。

 

そんな彼が、なぜ狂気に振れ切ってしまったのか?

荒廃した格差社会のしわ寄せと暴力は、

全て弱者に向いた。

とりわけ純粋であるが故にそれを

一身に受ける彼は、

次第に「本当の自分」に目覚めていく。

 

それは、追い詰められて仕方なく、とか、

そんな単純な話ではない。

 

自分の中でジョーカーが目覚める度に

戸惑いながらも彼は恍惚の表情で踊る。

彼にとっては、ジョークで人を笑わせるのも、

殺人を犯すのもそう大差はなかった。

 

完全に覚醒した彼は言う。

 

「人生はずっと悲劇だと思っていた。でも本当は喜劇だということに気が付いた。」

 

希望と喜びに満ちた彼のこの言葉に

背筋が凍った。

 

おそらく70〜80年代のニューヨークを

モデルにした架空都市が舞台だが、

心優しく純粋な彼を(いや、純粋であるからこそ)

殺人鬼に変えてしまう程の負のエネルギーは

今の現実社会とも重ねて見ずにはいられない。

 

 

俺の映画レビュー『JOKER』

★★★★☆ 4.5

 

久々に胸に突き刺さる映画だ。

非常に面白い。

ただし、負のオーラが強すぎる。

メンタルが安定している人は是非観てみて

欲しい。

 

非常に難しい役どころだと思うが、

ホアキン・フェニックス演じる

ジョーカーがとにかくやばい。

 

ちなみにバットマンは出てこない。

バットマンを知らなくても十分面白い。

 

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