僕のプライオリティwithコロナちゃん♡|鹿児島市谷山、吉野、中山、姶良市の歯科医院 きらりデンタルクリニック

お知らせ

僕のプライオリティwithコロナちゃん♡

すっかり春ですね。

 

誰か僕と、

2メートル以上離れてお花見行きませんか?

 

あ、もう桜も散りましたか。

いや、葉桜見物でもいいじゃないですか?

とにかく外に出たいんですよ。

誰か2メートル以上離れて…

 

ジムに行けなくてフラストレーション

たまりまくりの院長、松下です。

 

さて、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、

ついに鹿児島市でも感染者が出ましたね。

 

皆が大変な状況にある中、

こんな時に個人的な話をするのもどうかなぁ…

とも思うのですが、

今日は少々お付き合い下さい。

 

 

さて3年前、きらりデンタルクリニックを

開院しました。

4月23日でちょうど3歳になります。

 

当時から法人化、規模拡大を視野に入れ、

2年間休み無しで掛け抜け、

働きやすい環境づくりと地域のためにと

保育園をつくり、

医院の機能強化のためにいろんな

投資もしてきました。

 

そして今年は僕の中でのひとつの節目となる

法人化(会社化)

の年です。

 

今まで僕の個人事業でしたが

ここでようやく会社化し、

今後の展開の足掛かりにしようってワケです。

1年かけて、準備するつもりです。

 

やっとここまできたか。

それなりに頑張ってきたからなー

まぁ、まだまだ通過点だけどな。

ここからさらに俺は指数関数的上昇を…

 

…って、え?コロナちゃん?

 

今まで全ツッパしてきたぶん、

今年からようやく、少しずつ収穫の時期に入る

予定でした。

 

僕の中では今年は豊作のはずでした。

秋頃にはみんなでドンチャン騒ぎして

豊作を祝い、

僕は法人化と規模拡大に邁進するつもりでした。

 

そしてこのタイミングでのコロナちゃん襲来。

 

…ちょっと待て。

今までさんざん畑耕して、種まいただけで、

まだ何も収穫してねえぞ。

 

「これは何のメッセージなんだろう…」

最近ずっと考えています。

 

ふと、まわりを見渡してみました。

 

こんな時でも相変わらずスタッフは、

毎日元気に頑張ってくれています。

2月から本格的に技工業務をスタート

させた悠登は、ハァハァ言いながら

毎日遅くまで残っている変態っぷりです。

 

患者さんも相変わらずワンサカやってきます。

こんな時だと言うのに3月はむしろ

月間過去最高の来患数。

 

街を歩くと比較的ふつーに買い物や

外食をしている鹿児島人(僕はこういう良くも悪くものん気な鹿児島の県民性が大好きです。笑)。

 

何もかもがいつもどおり。

 

…別にこのままでいいんじゃね?

コロナっつっても鹿児島はまだそんなに

影響でてねえじゃん。

俺が今何かする必要あるっけ?

診療自粛?

いやいや、こないだ2000万のオモチャ(設備投資よ♡)

買ったばっかでそんな余裕ねーよ。

だいたい今まで頑張ってきたんだから

少しくらい回収させてくれよ…

 

ちょっとだけ、そう思いました。

 

気付かないふりをしてシレッとこのまま

突き進もうとした僕の首ねっこを、

コロナちゃんが後ろから引っつかんで

きました。

 

「いやいや、そうじゃねえだろ。誰のおかげでお前は今ここに立ってんだ?スタッフと患者さんのいないお前に価値なんてねえぞ。このまま行ったらお前は終わりだ。」

 

もう一度まわりを見渡してみました。

 

スタッフは僕を信じてついてきてくれている。

患者さんは僕を信じて、ウチに通ってくれている。

 

その僕はこれまで、

自分の信念、美意識を貫いてやってきた。

 

今さら曲げるのはみんなに申し訳が

たたねえ。

 

たしかにこのままシレッと行ったら

ある意味逃げきれるかもしれない。

でも、それで逃げ切れたとしても、

俺は終わりだ。

もう2度と立ち上がれない。

信念を貫いた結果、仮に倒れたとしても、

俺は何度でも立ち上がれる。

 

何よりそんな自分は死ぬほどダサくて嫌だ。

 

といったワケで、

コロナに対する当院の立場はすでに

お知らせしているとおりです。

 

目的はふたつ。

・感染拡大防止

・患者さんおよびスタッフの安全

 

そのうえで、最低限の機能は残します。

でないと患者さん困るからね。

コロナだろうと歯は痛くなるからね。

ウチは閉めません。

最悪、僕ひとりで診療をつづけます。

状況に合わせて随時対応は変えていきますが、

この目的と方針は変わりません。

 

100年に1度の未曾有の危機、

不謹慎を承知で言わせてもらうと、

僕自身はこのタイミングでコロナちゃんと

出会えて良かったと思います。

 

経営者として、人間として、

未熟な時に出会えて良かった。

働き盛りのこのタイミングで良かった。

今この時期に、おのれの弱さ、情けなさ、

力の無さを知れて良かった。

 

「コロナちゃんは、いったい俺に何を学べと言っているんだろう…」

 

最近ずっと考えています。

 

答えはまだ出ないけれど、

すでに気付かされたことはたくさん

あります。

 

最大の教訓は、

信念に基づくプライオリティ(優先順位)は決して曲げてはならない

ということ。

それが例え、未曾有の危機のさなかで

あったとしても。

そのためにも日々、コンパス(信念)を

磨き続ける必要があるわけですね。

 

僕にとってのプライオリティ最上位は

『人』。

大切な『人』たちを守れる強さを

手に入れたい。

 

僕にもっと力があれば、もっと多くの

人を救うことができるんだろうけど、

それができないのはとても悔しいけれど、

今は唇を噛みしめながら、

せめて自分の手の届く範囲の人たちは

命がけで守ろうと思っています。

 

とりあえずスタッフの雇用と生活は守る。

そのうえで法人化もする。

規模拡大も進める。

 

コロナを言い訳にはしたくないからね。

これだけは決めています。

 

コロナちゃんのおかげで、

僕はまたちょっとだけ強くなれそうです。

 

ちくしょー!

おれはやるぞー!

うおー!!

 

みんな、頑張ろうね。笑

 

 

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