お知らせ

その『批判』に覚悟はあるか?

おはようございます。

若者に人気のミュージシャン

『Official髭男dism』は、

『NEWおだまLee男爵』にインスピレーションを

受けたに違いない。

と勝手に思っている院長、松下です。

 

 

さて先日テレビを観ていると、

鹿児島のローカル番組の中でコロナ感染に関する

特集をやっていました。

 

今回クラスターを出した、Official髭男…じゃなかった

『NEWおだまLee男爵』。

迅速にいさぎよく店名公表に踏み切った彼女ら(彼ら?)

を称賛、応援する声もある中、

やっぱり、批判、誹謗・中傷が殺到しているようです。

 

「対策が万全でなかったと言わざるを得ません!」

…万全な対策って何?

 

「あなた達の身勝手な行動がどれだけ世間に迷惑をかけているか分かってるんですか?」

…そういうあなたは一歩も外に出てないんですか?

 

「コロナが完全に収束するまで絶対営業しないで欲しいです!」

…それは彼ら(彼女ら?)に「死ね」と

言ってるのと同じだけど、その自覚はあるんですよね?

 

「不快でしかない。消えて欲しい。」

…。

 

他にも、

「謝罪は当然だ!」

などなど。。

 

何に対する謝罪なんだ?

対策が万全じゃなかったこと?

コロナにかかっちゃったこと?

結果的に感染を拡大させちゃったこと?

 

もういい加減やめにしませんか?

こーゆーの。

 

もはやコロナ感染のリスクは、人が行動する以上

多かれ少なかれ誰にでもあります。

 

部屋から完全に一歩も出ない人ならまだしも、

今回のおだまLeeのような事態は、

リスクの差はあれ、誰にでも起こりうることです。

 

収束のメドもたたない手探りの状況の中、

『万全の対策』

とやらを確実に実行し、

なおかつ自分と身内の生活を守る。

これが完全に実行出来てる人が今の状況で

どんだけいるの?

って話ですよ。

 

そりゃコロナ前から在宅勤務で

フリーランス独身のあなたは、

家に閉じこもってても生活できるでしょうが、

そうじゃない人たちが大多数ですよ。

 

ほんの数ヶ月前に突然ふってわいたコロナ禍です。

『新しい生活様式』とか言ったって、

急には変えられない人たちが大多数ですよ。

 

昨日まで店で接客やってた人に、

明日からリモートワークでアプリ作って稼げって

言ったって無理でしょ。

 

店を閉めても当面、自分ひとりならなんとかなる。

でも従業員が…。

今できることをやりながら、営業するしかない。

 

そんな店舗もたくさんありますよ。

 

「三密避けてやれ!」

 

とか言う人は、彼ら(彼女ら⁇)に

店舗広げるためのお金か

ドラえもんのビッグライト貸してあげて下さいよ。

 

…とまあ熱くなってしまいましたが、笑

みんなギリギリのところで頑張ってると思うんです。

 

それを、結果的に感染しクラスターの引き金に

なってしまったからといって吊るし上げて

叩きまくって、誰か得するんですか?

明日は我が身だと思わないんですかね。

 

こういったゼロか100かの結果論でしか

ものを語れない人たちって想像力が欠如してる

としか思えません。

 

コロナを拡大させたい人なんていない。

それでもギリギリのところでみんな踏ん張ってんです。

 

そしてそのギリギリのラインは、

あなたと同じではない。

人それぞれなんです。

 

職業、収入、家族の有無、能力、価値観…

その人それぞれのバックグラウンドに思いを

はせてみましょうよ。

 

おだまLeeのママにも、確かに不備、過りは

あったかもしれない。

 

でもそれが、彼女(彼?)が今許容できる

ギリギリのラインでの選択によるものだったとしたら?

 

彼(彼女⁇)があなたの身内だったら?

友人だったら?親兄弟だったら?

頑張ってる娘(息子?)だったら?

 

同じこと言えますか?

 

そんなふうに思いをはせると、

感情的で安易な批判、誹謗・中傷なんて

出てこないと思います。

 

人を批判し、攻撃し、監視し合う世界より、

人と人とが、お互いを思い遣り、

助け合う世界のほうが、

建設的だし過ごしやすいと思いませんか?

 

僕はそんな、優しくて居心地のいいコミュニティを

夢見ています。

 

…とまぁ僕の持論、価値観、世界観を語っても

しょうがない。

 

共感できない人たちにとってはそれこそ

建設的ではないでしょう。

 

今日は、

損得勘定で考えてみても、安易な批判、否定、拒絶はコスパが悪いってか損するだけであなたのためにならないからやめたほうがいいよ。

というテーマで語ってみたいと思います。

 

ソロバンはじいてマイナスになることが分かれば

バカな人たちも少しは黙るかもしれません。

 

今日は口が悪くてすみません。

ちょっと熱くなってます。

本題はここからです。

 

 

その前に、ネットの書き込みでたびたび問題になる

匿名での悪意を持った誹謗・中傷・人格否定

論外なので、ここでの論点からは外します。

 

ちなみにこれを先にぶった斬っておくと、

この類は公衆便所の落書きと同じです。

人生の貴重な時間をせっせと便所の落書きと

ひとを貶めることに費やすヒマなクズは、

付き合うだけ時間と労力のムダなので極力

無視しましょう。

 

こういう人たちはどうしても一定数湧いて出るし、

社会にとって害悪でしかないので、

法を整備し取り締まりを強化して徹底的に

排除するしかないでしょう。

本題に戻ります。

 

さて、損得勘定で考えるからには、

『人を批判、あるいは否定する』

ということに対するメリットとデメリットを

整理し、それを比較する必要があります。

 

まずはメリットから。

 

人は、何を目的に人を批判するのでしょうか?

その人や社会を正したいから?

 

まぁそういう場合もないとは言えないでしょうが、

多くの場合それだけの覚悟は感じられません。

 

特にネットの書き込みなど、赤の他人に対する

発言をみると、

「おかしなことをしてる見ず知らずの人を何とか更生させたい!」

という動機は皆無と言っていい。

 

なのでこれらの発言のほとんどは、

誰か(あるいは社会)のために言っている、

というよりは、

自分のために言っている

と見るほうが妥当でしょう。

 

それによって彼らが享受したいメリットは、

 

・自分の正当性の確認

・人を落とすことで相対的に自分が優位に立つこと

・自分にとって異質なものを排除することで自己保存欲求を満たすこと

・単なるストレス解消

 

こんなとこでしょうか?

 

いずれにしても、

ただの自己満足という意味合いが大きい。

その場の欲求を満たすだけで、

実質的には何の価値も生み出していない。

 

一方、デメリットは?というと、

あなたの未来の選択肢を確実にせばめることになる

これに尽きます。

 

例えば今回の一件。

僕は『NEWおだまLee男爵』は、

この危機を乗り越えて復活どころか

世間の支持を得て人気店として生まれ変わる

と見ています。

 

理由は割愛しますが、仮にそうなったとしても、

今回散々コキおろした方々は、その時お店に

行きたいと思ったとしても、なかなか行きづらい。

 

「オマエ、あの時ムチャクチャ言ってたやんけ。」

となる。

 

あるいは、今流行りのタピオカ屋さんを、

「あんなもの流行るわけない。」

と公然と否定してた人は、

今さらタピオカブームに乗っかってひと儲けする

という選択がとれなくなるわけです。

 

やろうとすると、

「オマエ、前にタピオカあんだけディスってたやん。」

となる。

 

人は、言動に一貫性を持たせようとする生き物です。

過去の言動に矛盾する選択はなかなかできない。

 

たまに、言ってることとやってることの

整合性が取れていない人もいますが、

そういう人は相手にされず、信用を失います。

 

ちなみに信用はお金よりもはるかに大事です。

信用はお金に替えられるけど、

お金で信用は買えません。

 

そろそろまとめましょう。

 

何かを批判・否定をするということは、

その対象を受け入れるという未来の選択を

潰す行為であり、

将来どうしてもその選択を採ろうとすると

信用を失いかねない

というハイリスクな行為ということになります。

 

一方で、メリットは自己満足。

 

つまりひとことで言うと、

公然と安易な批判・否定をすることは

非常にハイリスクな自慰行為にすぎない

ということです。

コスパが悪いと言わざるを得ない。

ただの自己満足の自慰行為なら、

人が見てないところでやれって話です。

 

口が悪くてすみません。

 

だからといって、批判や否定を一切するなと言ってる

わけじゃありません。

 

『安易な』批判や否定はコスパが悪いから

やめたほうがいいってことです。

 

僕だって批判することはあります。

 

でも、その場合は対象についてよく調べ、

できれば自分で試してみて熟考し、

さらにそれが自慰行為に過ぎないと自覚した上で

批判します。

 

少なくとも自分がよく知らないものを

鼻から否定するようなことはしません。

 

自慰行為を見せつけるのは、基本的には

人を不快にさせます。

 

それでも敢えてするならば、

自分にもふりかかるリスクを自覚し引き受け、

なおかつそれが信念と覚悟を持ったものであれば、

それはただの自己満足に終わることなく、

もしかしたら誰かの心を揺さぶることができる

のかもしれません。

 

今日は口が悪くてすみませんでした。笑

でも僕も、覚悟を持って、本気で言ってる

つもりです。

悪しからず。

 

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