学会行ってきました。
みなさんこんにちは。
院長、松下です。
6月25、26日は、日本臨床歯周病学
会年次大会に参加して参りました。
大会のテーマは『歯周病患者における
インプラント治療』でした。
インプラントは歯がないところに歯を
入れる治療です。
一方、成人が歯を失う大きな理由の
一つが歯周病です。
なので我々歯科医師は、歯周病を持つ
患者さんにインプラント治療を計画
する機会が必然的に多くなります。
ところが、歯周病の既往を持つ患者
さんに対しては、インプラント治療
は細心の注意を払って行う必要が
あります。
詳細は割愛しますが、このへんは
インプラントのトラブルとして良く
話題に上がる、インプラント周囲炎
とも関連してきます。
シンポジウムではこの辺りをテーマ
とした、業界の大御所たちの講演を
聴いて参りました。
学術的観点から臨床的観点まで、
最新の知見を交えた講演は大変勉強に
なりました。
特に、大御所たちが示して下さった
ご自分の失敗症例(もちろん大御所
たちは失敗に対しても確実にリカバー
していますが)は大変勉強になりました。
いつも思うのですが、人の失敗から
学ぶ事は非常に多いです。
我々のように人の身体を触る仕事は、
原則として失敗は許されません。
しかし、人の身体だからこそ、治療に
対して思うような成果が出なかったり
時として思わぬ反応を示したりという
事はよくあります。
失敗しないために万全の準備をする
ことも大切ですが、あらゆる万が一
を想定してそれをリカバーする術を
持っておくことも同じくらい大切だな
と改めて気付かされました。
学会では、最近僕の中で興味のある
再生療法や結合組織移植に関する
セミナーにも参加してして来ました。
事前予約が必要だったのですが、
予約しようとした時はすでに満席。
しかしそれくらいで怯む私ではありません。
30分前から会場前にへばりつき、スタッフ
が出て来るやいなや、
「予約してないんですけど‥立ち見で
いいので入れてもらえませんか?
どーしても聴きたいんです」
ばっちり入れてもらえましたよ。
迷惑そうな顔されましたけどね。
世の中何とかなるもんだぜ。
今回の学会も大変有意義な時間でした。
僕の留守の間忙しかったらしく、副院長土岩は
やはり声が死んでいましたが 笑
うーむ、人を増やさねば‥
というわけで次はスタッフ募集について
書きます。